編み物ゲージ・毛糸使用量計算機
自分で編んだスワッチの実測ゲージから、長方形の身頃に必要な作り目数と段数を計算します。
この計算機は入力された実測値だけを計算します。編み図を自動で作ったり、増し目・減らし目・袖・フィット感を設計し直したりはしません。
計算の前に用意する値
- 実際に使う毛糸と針で編んだスワッチ。端を除いた模様部分だけを定規で測ります。
- その範囲の横の長さと目数、縦の長さと段数。半端な目があれば小数で入れても構いません。
- スワッチを洗って乾かしたあとに測ったのか、洗う前に測ったのか。
- 作りたい身頃の目標の横幅と縦。全体の外寸ではなく模様部分の寸法です。
- 横方向の模様の繰り返し目数と、両端の縁の目の合計。模様がなければ繰り返しは1です。
- 毛糸の使用量まで計算するには、スワッチの乾いた状態の重さと、その重さにあたる面積、毛糸ラベルの1玉あたりの重さと長さが必要です。
まだ計算していません。スワッチの実測値と目標の寸法を入れて、作業の数値を計算するを押してください。
計算結果
実測値をもとにした目安です。模様・手加減・洗った状態が違うと仕上がり寸法が変わることがあります。
ゲージ
- 横のゲージ
- -
測定した目数を測定した横の長さで割った値です。
- 縦のゲージ
- -
測定した段数を測定した縦の長さで割った値です。
- 理想的な身頃の目数
- -
目標の幅にゲージを掛けた値です。模様の繰り返しに合わせる前なので、整数にならないことがあります。
作り目数の候補
段数
- 身頃の段数
- -
目標の高さに縦のゲージを掛けたあと、近い整数に四捨五入した値です。
- 予想される身頃の高さ
- -
四捨五入した段数を長さに戻した値です。目標と少し違うことがあります。
毛糸の使用量
- 必要と見積もった重さ
- -
単位面積あたりの重さに、総面積と追加で用意する割合を掛けた値です。
- 必要と見積もった長さ
- -
1玉の重さと長さの比で、重さを長さに換算した値です。
- 買い足しが必要な玉数
- -
持っている毛糸を引いた不足分を1玉の長さで割り、切り上げた値です。毛糸は玉単位でしか買えないためです。
- 適用した追加の割合
- -
利用者が入れた余裕の想定です。統計的な信頼区間ではありません。
同じ毛糸・同じ模様で面積に比例するという前提で計算しました。毛糸や模様が変わったり、立体的な形が混ざったりすると、この値は合いません。
この結果が前提にしていること
- スワッチのゲージが完成品でもそのまま保たれるとみなします。手加減は人によっても日によっても変わります。
- 身頃を長方形とみなします。増し目・減らし目・ラグラン・袖・フィット感は計算に入っていません。
- 縁の目は作り目の合計にだけ一度足し、身頃の幅への換算では除いています。
- 毛糸の使用量は同じ毛糸・同じ模様での面積比例の前提です。
- 測定した状態が洗う前か洗ったあとかは利用者が選んだもので、この計算機は二つの値を互いに補正しません。
計算方法
次の順序で計算します。すべての値は利用者が入れた実測値で、どの値も自動で取得することはありません。
- 横のゲージ = 測定した目数 ÷ 測定した横、縦のゲージ = 測定した段数 ÷ 測定した縦
- 理想的な身頃の目数 = 目標の横 × 横のゲージ
- この値を模様の繰り返しで割った商の下と上の整数を候補として、身頃の目数 = 候補 × 繰り返し目数
- 作り目の合計 = 身頃の目数 + 縁の目の合計
- 予想される身頃の幅 = 身頃の目数 ÷ 横のゲージ、目標との差は符号までそのまま表示
- 身頃の段数 = 目標の縦 × 縦のゲージを近い整数に四捨五入、予想される高さ = 身頃の段数 ÷ 縦のゲージ
- 見積もりの重さ = スワッチの重さ ÷ スワッチの面積 × 総面積 × (1 + 追加で用意する割合 ÷ 100)
- 見積もりの長さ = 見積もりの重さ × 1玉の長さ ÷ 1玉の重さ、買い足す玉数 = 足りない長さ ÷ 1玉の長さを切り上げ
候補を二つ見せるのは、模様の繰り返しをきっちり合わせながら目標の幅にいちばん近い選択肢が、たいてい上下に分かれるからです。目標の幅が模様1セットより狭いと候補は一つだけになります。
架空の例
画面確認用の架空の例です。特定の編み図や実在する製品の値ではありません。
10cmの中に20目、10cmの中に28段のスワッチで、横37cm、縦50cmの身頃を編む場合です。模様の繰り返しは6目、縁の目の合計は2目です。
- 理想的な身頃の目数は74目。候補Aは身頃72目に縁2目を足して作り目74目、予想される幅は36cm
- 候補Bは身頃78目に縁2目を足して作り目80目、予想される幅は39cm
- 身頃の段数は140段、予想される高さは50cm
同じ毛糸で100cm² に5g かかり、総編み面積が2,000cm²、追加で用意する割合が10%なら110g 必要です。50g で100m の毛糸なら220m で、すでに100m 持っていれば2玉買い足すことになります。
この例も仕上がり寸法を保証するものではありません。実際に編んだ結果が違えば、スワッチから測り直してください。
よくある質問
- 結果がいつも目安なのはなぜですか。
- ゲージそのものがスワッチ1枚の実測値だからです。手加減、洗濯、模様、針、毛糸の状態が変われば、同じ目数でも仕上がり寸法が変わります。そのためこの計算機は計算完了という状態をつくらず、いつも目安として表示します。
- 候補が二つあるとき、どちらを選べばよいですか。
- 正解はありません。目標より狭いほうと広いほうを一緒に見せますので、着心地、模様が切れる位置、残る毛糸を見てご自身で選んでください。二つの候補の差が測定誤差より小さいこともあります。
- 縁の目は両側にそれぞれ足されますか。
- いいえ。入力した値がすでに両側を足した合計なので、作り目の合計に一度だけ足します。片側1目ずつにしたい場合は2を入れてください。縁の目は身頃の幅への換算では除きます。
- 洗う前に測った値で計算してもよいですか。
- 計算はできますが、結果に洗う前の暫定的な測定値という表示が残ります。洗ったあとに寸法が変わる毛糸が多いので、できれば洗って乾かしたあとに測り直してください。洗う前の横と洗ったあとの縦のように混ぜて入れないでください。
- セーターの編み図を作ってくれますか。
- 作りません。長方形とみなせる身頃の補助的な数値だけを計算します。増し目、減らし目、襟ぐり、袖、ラグランはご自身で設計するか、編み図に従ってください。
この計算機がしないこと
- 編み図を自動で作りません。増し目・減らし目・袖・襟ぐり・フィット感を設計し直しません。
- 縦方向の模様の繰り返しや、特定の開始段の条件には合わせません。
- 洗う前のゲージを洗ったあとのゲージに自動で補正しません。
- 毛糸の使用量を立体的な形や別の模様に合わせて計算し直しません。
- 毛糸の価格・在庫・販売店を調べません。
- 編み図のファイルをアップロードして解析することはありません。その必要もありません。
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